
柳宗理 ブレッドナイフ 21cm SORI YANAGI
柳宗理のステンレスキッチンツール・ブレッドナイフ
日本が世界に誇る20世紀のプロダクトデザイナー、柳宗理デザインの包丁。切れ味が良く、従来の包丁の刃の形にとらわれない、手に馴染む使い心地を追求した一品です。
モリブデン、バナジウムという金属を含んだ特殊ステンレス鋼を採用し、折れにくく、錆びにくい頑丈さを持ち合わせながら、熟練の職人が一本一本丁寧に本刃付けし、切れ味の長続きする作りになっています。
手にフィットしやすいデザインで、滑りにくく、通常のステンレス鋼に比べ鋭利性、耐久性、耐食性に優れています。切りくずの出にくい特殊ウェーブ刃を採用していますので、非常につかいやすく、パン切りが楽しくなります。普通の包丁を使ってパンを切ると潰れてしまいがち。断面もボロボロになってしまいますが、柳宗理ブレッドナイフで切るといつもの食パンなどもよりおいしくなります。長めの刃もうまく切れる要因です。
柳宗理のデザインは素朴ながら美的で、実は古くからあるデザインでも、いつみても新しさを感じられ、時代を問わず長く使い続けられます。
用の美
「用の美」とは、華美な装飾やいっときの流行のデザインに流されず、作り手が「使い手」の使い心地を考慮し、必要なもの、ことにのみ集中して作られた手仕事の美しさのこと。つまりは「用途に純化した美」のことです。
柳宗理の父、柳宗悦は民藝運動の中で、この「用の美」というものを見つけ、人々に広めました。装飾や変わった形、富裕層のための美術品などにみられた行き過ぎな造形より、使い心地を突き詰めた、民衆の職人の手仕事こそを評価したのです。
この「用の美」というものは、シンプルでクール、なおかつ同じように用途に特化して作られるシンプルな北欧デザインとも通じています。
柳宗理
柳宗理は、 1915年生まれの日本のプロダクトデザイナー。用の美を見出し、民藝運動を主導した柳宗悦の息子であり、戦後の日本におけるデザインの世界を発展させた功労者でもあります。
代表的なデザインに「バタフライスツール」があり、国内にとどまらず海外でも高く評価されています。
シンプルモダンで飽きのこないデザインは、テーブルウェア、キッチンウェア共に人気。また、日本屈指ともいえるデザイナーのプロダクトでありながら手の届きやすい価格設定ひとつとっても、人びとの暮らしに寄り添う「民藝」の思想を感じられます。
素材、サイズ、使用上の注意
素材:三層鋼ステンレス、18−8ステンレス
サイズ:全長約32cm,刃渡り21cm