
柳宗理 片手鍋 22cm つや消し仕上げ ステンレス SORI YANAGI
こちらの発送は注文から2-3営業日お時間いただきます。
柳宗理のステンレス片手鍋
日本が世界に誇る20世紀のプロダクトデザイナー、柳宗理のキッチンツールは、人の手の形や食事の時の動きを考慮し、形や重さのバランスがびっくりするほど均衡のとれた美しい調理器具です。
柳宗理デザインの調理器具は、とにかく頑丈で10年は使い続けられるのがまず一つの長所。この片手鍋も、10数年愛用し続けている人は多いものです。それに、使い勝手も抜群です。
左右にひろげた注ぎ口の形が美しく、飽きのこないデザイン。蓋をまわして少しずらせば、蒸気を逃しながら煮込んだり、湯切りも簡単にこなせます。また、こちらはつや消しのモデルで、よりシックな印象でこなれ感があります。
この片手鍋はステンレス・アルミ三層鋼で、食材に熱がムラなく伝わり、焦げ付きにくい加工。ガス・IHともに使用できます。
柳宗理のデザインは素朴ながら美的で、実は古くからあるデザインでも、いつみても新しさを感じられ、時代を問わず長く使い続けられます。民藝運動の祖である柳宗理の父、柳宗悦から受け継がれた「用の美」あふれるキッチンツールは、料理をいっそう楽しく彩るでしょう。
用の美
「用の美」とは、華美な装飾やいっときの流行のデザインに流されず、作り手が「使い手」の使い心地を考慮し、必要なもの、ことにのみ集中して作られた手仕事の美しさのこと。つまりは「用途に純化した美」のことです。
柳宗理の父、柳宗悦は民藝運動の中で、この「用の美」というものを見つけ、人々に広めました。装飾や変わった形、富裕層のための美術品などにみられた行き過ぎな造形より、使い心地を突き詰めた、民衆の職人の手仕事こそを評価したのです。
この「用の美」というものは、シンプルでクール、なおかつ同じように用途に特化して作られるシンプルな北欧デザインとも通じています。
柳宗理
柳宗理は、 1915年生まれの日本のプロダクトデザイナー。用の美を見出し、民藝運動を主導した柳宗悦の息子であり、戦後の日本におけるデザインの世界を発展させた功労者でもあります。
代表的なデザインに「バタフライスツール」があり、国内にとどまらず海外でも高く評価されています。
シンプルモダンで飽きのこないデザインは、テーブルウェア、キッチンウェア共に人気。また、日本屈指ともいえるデザイナーのプロダクトでありながら手の届きやすい価格設定ひとつとっても、人びとの暮らしに寄り添う「民藝」の思想を感じられます。
素材、サイズ
素材:ステンレス、純アルミニウム、フェノール樹脂
サイズ:直径22cm,高さ12.3cm,容量2.5リットル,重さ1000g
直火・IHともにOK 電子レンジ・オーブン・食洗機はNG
日本製